エッセイ『登大路・往来記』

エッセイ一覧

第3回 初冬 奈良は夜こそ魅力的 深夜の闇を神様が通る 春日若宮おん祭

奈良に遊びに来る時は、たいてい昼の明るい間に観光を終え、日暮れとともに帰っていく、というスケジュールが多いのではないだろうか。実際、お寺の拝観時間や博物館の入館時間も夕方5時にはきっかり締め出されるのだから、さもあらん。しかしそれではもったいない。本当の奈良の魅力は、日が暮れ宵闇が降りて始まる、と言っても過言でないのだ。

> 続きを読む

第5回 初夏 空中散歩で天上界へ 大和葛城山の別世界にあそぶ

奈良の地形は、「ゆるやかな山に囲まれた平坦な盆地」と表現されることが多い。東に笠置山地、西に生駒金剛山地。たしかに右にも左にも山はある。でも、地面からでは、方向音痴の私はどれがどれだかいつも迷う。きっと高いところに登って奈良を一望したら、一発で納得するのだろうけどなあ。でも奈良にはそういう高層建築がない・・・。

> 続きを読む