奈良と柿

~平城京跡から柿の種~ 鮮やかな色と円満なかたちが、見るものを豊かな気持ちにさせてくれる柿の実。『正倉院文書』には「菓子」として取引きされていたことが記され、実際に平城京跡から柿の種も発掘されています。鎌倉時代末期の『春日権現験記』には軒下に吊るした干し柿が描かれ、続く室町時代には柿の産地として大和(奈良)の名前が登場します。

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そうめんと奈良

~そうめん発祥の地、三輪~ つるりと喉ごし良く、夏の食卓に欠かせない手延べ素麺。 そのルーツは奈良時代に中国から伝わった「索餅(さくべい)」だといわれます。練った小麦粉を縄の形にねじった、ツイストパンのような形をした索餅は、熱病除けのまじないとして旧暦の7月7日(2020年は8月25日)に宮中の儀式の膳に供される特別な食べ物でした。

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奈良のきな粉雑煮

~奈良の名物「きな粉雑煮」~ お正月のおせち料理はお取り寄せで楽しむという風潮がみられる中でも、お雑煮はご自宅で用意される方が多いのではないでしょうか。地域やご家庭によって千種万様のお雑煮は、商品にするのは難しいのかもしれません。奈良県内のお雑煮もそれぞれに特色があります。なかでも驚かれるのが、お砂糖をたっぷり混ぜたきな粉に雑煮餅をつけて食べる、「きな粉雑煮」です。

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奈良のきな粉雑煮

ぬばたまの純正奈良漬 今西本店

~奈良漬の概念を変える唯一無二の味~ 奈良市内の目抜き通り三条通。多くの人たちが行き交うこの通りに、「奈良漬 元祖製造元」の看板を掲げる今西本店があります。今西家のルーツは古代にさかのぼるため創業は不詳ですが、この場所に出店を構えた江戸末期を開店として、現在5代目の今西泰宏氏が伝統の味を守っています。普段目にすることの多いあめ色の奈良漬とは一線を画す、黒くつややかな奈良漬には、「純正奈良漬」の名にふさわしい唯一無二の滋味が詰まっています。

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ぬばたまの純正奈良漬 今西本店

日本清酒発祥の地 奈良

人類の歴史と文化の中で、重要な役割を担ってきたお酒。それぞれの国の主食を原料として、気候や風土に根差した独自のお酒が生み出されてきました。日本では遅くとも縄文時代中期に、果実だけでなくデンプンを原料としたお酒が造られていたのだとか。また、穀類や芋類などを口に入れ、よく噛んで発酵させる「口噛みの酒」は、神聖な飲み物として古代の神事で使われることがあったようです。

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